早速ですが本日のご紹介は“BEAUTIFUL BUZZARD”の“オリジナル・ポスター”です。
CHOPPER好きの方など今まで見たこともあり知ってる方も多いと思いますが、こちらのポスターは、なんと当時販売されておりましたオリジナル・プリントのデッド・ストック物です。
今回は当店多数販売しております、オリジナルROTH STUDIOのDAVID MANNポスターと同じく当時を知る“人物”より“逸話付き”で譲り受けた商品になりますので、商品説明と併せてご紹介したく思います。
1964年辺りにED ROTH自身により撮影されたエンジェルスのメンバー・バザードのライディングを収めたオリジナル・ポスター。
もちろんオリジナルのネガからプリントされた一品ですので当時の雰囲気そのままです。
そこの“フリーウェイ”で撮影された物だよと言うのは持ち主。
そこのフリーウェイとはEAST LAからLONG BEACHまでを結ぶ710FWYで何故ここで撮影されたかといいますと丁度ROTH STUDIOがあったMaywoodもこのフリーウェイ沿いで、ROTH自体が撮影試乗などでよく使っていたみたいです。
この710沿いは今もガラの悪い地域も多く、昔は主にクルマなどのカスタムSHOPも多く軒を連ねていました工業地帯で現在でも少なくはなりましたが、そのようなSHOPもチラホラ見受けられます。
ポスターには販売時の年代と“Ed Roth”のクレジット入り。
サイズは87×57センチ
価格は26500円でに販売になります。
ちなみに“MEXICAN ED”のポスターも同じ価格での販売となります。
こちらの商品DAVID MANN / ED ROTHポスターと同じく価格を設定するのが非常に難しい商品になりますが、興味が御座います方はお早めに、数も少ないです。
保存しにくい紙物のオリジナルがこの状態で残ってること自体が非常に価値がありますね。
さてここからはこのバザード号にまつわるストーリーを少々。
ここからの話は先に当店で販売しております、DAVID MANN / ED ROTH ポスターにも関係のあるストーリーで当時この“シリーズ”のポスターを発端にED ROTH自身がバイク業界から少し身を引き、さらにはROTH STUDIOを閉店するキッカケの一部にもなったストーリーですがその話はまた後日ご紹介します。
そう全てはこのポスター、他にも種類がありますがここから始まりました。。。
ちなみにポスターとは関係ないですが、写真に写っていますGORMANというサインはLA方面から北に向かう途中にある山で、北に向かうときは、まだここかという感じになるらしいですが、北から南に帰ってくる際はコレが見えたらもうすぐだという場所だそうです。。
当店買い付け担当は拠点のオレンジ・カウンティから北部を攻めるときこの山を越えたとこで最初の休憩を挟むみたいです。笑
そこで休憩を取らないとベーカーズ・フィールド辺りまで進んでしまうみたいです。。。
さてポスターに話を戻しまして、上記の広告はエド・ロス監修で有名な当時の雑誌CHOPPERS MAGAZINEに掲載されたWheelie PronesのADになりますが、氏自身の話によりますと後に発売される1968年のNOV ISSUEにはバザード氏による取材記事も掲載されているようで、当時はロスとも非常に仲が良かった事が伺えます。
ちなみにこの“シックス・ベンド”スタイルのバーもこのバザード号から始まったスタイルではないかと言われておりますが。。。
そしてその後、ほどなくしてある“事件”がおこります。
バザード氏がジェイルに入ることになり、このバザード号が“売り”に出されることに・・・。
先にも出ましたチョッパーズ・マガジン 1968年のある号の個人売買欄に小さくFOR SALE情報が載っており、理由はやはりジェイルに入るため。
ちなみにそこには、こちらの “ポスター” もサポートの意味合いで一緒に売りに出されておりました。
そしてMONEY ORDERの送付先は“Maywood CA”となっております、ROTH STUDIOですね。
そしてその売りに出された“バザード号”を譲り受けたのがなんと若かりし“DAVID MANN”その人。。。
1968年に譲り受けたらしく、その後この車両はDAVID氏により長きに渡り所有されることになります・・・。
すでに上記写真ではフロント・ドラムなどが取り外されており、DAVE氏自身もカスタムを楽しんでいるのが伺えますね。
こちらの画像では“Bombay Taxi horn”が見えないですが。。。
そして1970年頃に撮影されたとされるこちらの写真、上記画像で気になったホーンはやはり取り外されており、ペイントはブラック、キャブはSUでしょうか、フロントも若干伸びているように見受けられ、フィンタイプの・カバーが装着されておりパイプも変わっておりますね。。。
そしてこちらの写真では“ホーン”がはっきりと見れます。
後に載せてある写真でも分かるように、この“ホーン”その時々の写真で場所が変わっているのが興味深いですね。。。
後に発売された、こちらの雑誌Easyridersで有名なCenter Spread Artポスターも良く見たら、このバザード号がモチーフになってるのかなと。。。
そしてそして、上記でも紹介したCHOPPERS MAGAZINEの1973年8月号にこちらの車両が特集されておりますが、変更点は多々見受けられます。
まずはフロントフォーク、雑誌の記事を読みますと、20" over D&D springerとなっており、フレームまでも変更されております。。。
そして気になっておりました“Bombay Taxi Horn”はDAVE氏自身が譲り受けた後ハンドル部分から取り外され本来ホーンが取り付けられている位置に変更されていたみたいですね。。
コレだけ見ると違う車両にパーツを移植したようにも見受けられますが・・・。
まるでパズルのピースを組み合わせたようなストーリーですね。笑
そして最後に出てきたこの写真ではなんとホーン自体が違います。。。笑
このストーリーでも分かるようにDAVID氏はこのBUZZARD号を相当お気に入りだったようで彼の作品のコアな部分だったのではないでしょうか。。
少し長くなりましたがこの“BEAUTIFUL BUZZARD”に関するストーリーはこれぐらいにしておきます、本題は商品のご紹介でしたが、最後までお付き合い頂いた皆様ありがとうございました。
そして先にも述べました当店販売しております、オリジナルDAVID MANN / ED ROTHポスターに纏わるストーリーも後ほど改めて当ブログにてご紹介させて頂きますのでそちらもぜひ宜しくお願いします。
それでは時を越えて、海を渡り当店にやってきた
こちらのバザード・ポスター
では、皆様のお問い合わせお待ちしております。
the California Garage
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